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インフルエンザの適切な対応や感染拡大防止が医療機関の務め

インフルエンザが流行中です。
当院では、インフルエンザなどの感染症に対し、みなさまが適切な対応がとれるよう、正しい知識や説明も加えながら診療を行い、インフルエンザ患者さん当人のみならず、同居されるご家族のことも考えた治療を行えるよう心がけております。
また、病院内でのインフルエンザ感染防止を最小限におさえるために、色々手を尽くしながら診療を行っています。


ご自宅から来院する時間をあらかじめ予約し、診察時間が近づきましたら来院していただく時間予約診療
 ➡インフルエンザ流行期は、通常よりも予約可能な人数を少なくして、さらに待合室での待ち時間を減らす取り組みを行っています。(時間予約がとれない場合も順番診療で診察しています。
診察時間が近づくまで、インターネットで診察の進み具合を確認しながら、自分の順番が近づくまで病院の外でお待ち頂ける順番診療
 ➡直接来院いただき診察の順番取りを行うだけでなく、ご自宅からもインターネットから診察の順番取りができます
インフルエンザ患者さんの別室待機や別室診療
抵抗力の特に弱い生後3ヶ月未満の小さなお子様や重症化しやすい持病をお持ちの方の別室待機
最大9つの別室を用意し、インフルエンザなどの伝染力が強い病気の患者さまと一般の患者さま・免疫力の特に弱い方との接触が最小限になるよう対応を行っています。

のほかにも様々なインフルエンザ対策を実施中です。(皮膚科の時間予約は休止中、インターネットからの順番取りはただいま準備中)


インフルエンザという病気の正しい理解なく、やみくもに検査や治療を行うことは、むしろ患者さんや家族の健康を損なうおそれや医療費高騰、感染拡大につながったり、職場や幼・保育園、学校、地域流行の原因にもなりますため注意が必要と考えております。
われわれ医療機関は、なんとか感染拡大を食い止め、冷静な対応をできるお手伝いをしたいものです。


今シーズンは、流行初期よりインフルエンザA型とB型の同時流行が始まり、かつ例年よりも急速に感染が拡がっているようです。
インフルエンザには型が存在しますが、全国のインフルエンザ検出状況を見ますと、A型2系統B型2系統が検出されています。

全国 週別インフルエンザウイルス分離・検出報告数、2017年第20~2018年第2週
週別インフルエンザウイルス分離・検出報告数、2017年第20~2018年第2週

インフルエンザウイルス分離・検出速報 2017/18シーズン(国立感染症研究所・感染症情報センター)より
https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html



A型はH1 pdm09(2009年流行系統)が主流、B型は全国調査状況より山形系統が主流と考えられますが、すでに四国中央市内でA型に2回感染したという事例もあることより、少数であったH3系統も流れ込み、流行拡大しているのではとも推測されます。

愛媛県 2017-18インフルエンザウイルス検出状況(平成30年1月9日集計)
愛媛県 2017-18インフルエンザウイルス検出状況

愛媛県インフルエンザ情報(2017/2018シーズン)(愛媛県保健福祉部衛生環境研究所)より
http://www.pref.ehime.jp/h25115/kanjyo/topics/influ1718/index1718.html


インフルエンザ時期は、こうした流行状況を理解し、なおかつインフルエンザ以外の感染症の動向も理解しながら診療を行う必要があります。
病状が重くなって来院されるケース、あまりに不適切な対応と考えられるケースも増えてまいりました。
従来ですと、これから2月にかけてがインフルエンザ流行が本格化する時期ですので、十分注意しながら診療を行いたいと思います。
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